繰繰れ!こっくりさんの感想

あらすじ

自称人形の市松こひなは、一人で”こっくりさん”を呼び出していた。そこに表われたのは、イケメン狐神のコックリさんであった。こひなは予想外の優男の出現に帰宅を促す。しかし、コックリさんも予想外の扱いに意地になり、こひなに取り憑くのであった。

 

原作は、月刊ガンガンJOKERで連載中の漫画、 監督は"Working!!","スケッチブック〜full color's〜"監督を勤めた平池芳正である。

 

基本的なストーリーは、こっくりさんがぼっちで電波な残念なこひなを真人間にするハートフルギャグアニメである。

観ている感じるのは、かわいらしく個性的な登場人物である。こひなとこっくりさん以外の登場人物は、煩悩100%でこひなのストーカーである狗神さんと、お金、酒、女にだらしない化け狸の信楽さん、こひなのクラスメイトでフォルムが完全に宇宙のあれな地球人?の山本くん、ねんねこ亭という甘味処の看板娘で、不気味な人形収集が趣味でこひなをコレクションの一部に入れようとたくらむ猫の物の怪タマ、ショタにしか興味のなく顔面コンプレックスで常にお面を付けている天狗、こひなのクラスメイトでこひなと友達になろうといじめをしてしまうじめ子さんである。登場人物の魅力はこのへんてこな設定ではなく、その姿のかわいらしさである。こっくりさんをはじめ物の怪は、通常人間の姿をしているのだが、度々人形の姿にデフォルメする。この姿が疲れた心を癒してくれる。このかわいらしく変った登場人物が繰り出す笑いが、忙しい日常に癒しと笑いを与えてくれる。

是非とも日常に疲れた方は観てみて下さい。